新しいＪＡビル、経団連ビル、日経ビルの３棟が同時に完成した「大手町１丁目地区第１種市街地再開発事業」の竣工式が４月10日、新ＪＡビルで開かれた。
　竣工式にはＪＡ全中、全農、農林中金などの地権者関係者のほか、三菱地所など再開発事業関係者が出席。新ビル完成と各事業体の今後の発展を願って神事が行われ、関係者は玉串を奉奠した。
　竣工披露パーティではＪＡ全中の土屋博常務がＪＡグループを代表してあいさつ。
　「新ＪＡビルの完成は関係者が大変楽しみにしていた。多くのみなさんの協力で完成した」と謝意を述べ「今後は、順次引っ越しをし５月から業務をスタートする。ＪＡグループとして農業を振興し国民の食の安全安心を守るために、役職員一丸となって新しいオフィスで業務に励みたい」などと述べた。

ＪＡ全中　土屋博常務	ＪＡ全農　奥野参事	農林中金　宮園専務

石原慎太郎 東京都知事

　また、来賓として石原慎太郎東京都知事も会場に姿を現し、「　都市はどんどん人口集積すると高層化せざるを得ないが、できるだけうまく配列しなおして、住みやすい街に直していく必要がある。東京の表玄関に新しい一角が誕生したことは、東京の将来を強く暗示するもの。みなさんの努力に敬意を払う」などとあいさつした。
　新ＪＡビルは37階。ＪＡグループは26階から37階に入居する。４階には農業農村ギャラリーと屋外スペースにはスカイガーデンを設置。現在、田んぼづくりが行われており、５月には田植えもする予定だ。

左が日経ビル・中央が新ＪＡビル・右が経団連ビル