農林水産省は4月10日、花粉交配用みつばちの不足状況に関する緊急調査結果を公表した。調査は各都道府県庁とJA全農県本部などからの報告をまとめたもの。
県庁などと全農県本部双方から、不足していると報告があった地域と作物は▽東京(イチゴ)▽神奈川(スイカなど)▽静岡(イチゴなど)▽石川(スイカなど)。
県庁など行政機関から報告があったのは▽栃木(ナシなど)▽群馬(イチゴ)▽千葉(スイカなど)▽山梨(イチゴなど)▽長野(リンゴなど)▽島根(イチゴ)▽福岡(ナス)▽熊本(スイカなど)▽宮崎(スイカなど)。
全農県本部などから報告があったのは▽山形(サクランボ)▽福島(イチゴ)▽茨城(メロンなど)▽三重(イチゴ)▽兵庫(イチゴ)▽岡山(イチゴなど)▽香川(イチゴ)▽鹿児島(メロン)。これらを合計すると21都県となった。
花粉交配用みつばちが不足している地域では、イチゴでクロマルハナバチやローテーション利用という代替策、メロン、スイカなどでは人工受粉が行われているという。
花粉交配用みつばち不足問題に関する問い合わせ先は農林水産省生産局生産流通振興課(TEL:03‐6744‐2113)