愛媛県産みかん4000個で作られた高さ５ｍの「みかんタワー」

　２月14日のバレンタインデー、３月14日のホワイトデーに続いて、４月14日はオレンジやオレンジ色の贈り物で愛を確かめる「オレンジデー」だ。
　ＪＡ全農えひめは、オレンジデーと日本一の生産量をほこる県産ミカンをＰＲしようと、東京丸の内で4000個のミカンを使って高さ５ｍの巨大「みかんタワー」を製作。愛媛県出身タレントの友近さんも、イベントに駆けつけた。
　ＪＡ全農えひめの重川雄一県本部長は「この時期は紅まどんな、天草、清美タンゴールなど良品質の愛媛ミカンがたくさん出荷されている。オレンジデーの広がりとともに、幸せが広がってほしい」と、今後の運動展開に期待を込めた。友近さんも「ミカンはビタミンＣが豊富で健康にもいいし、肌がツヤツヤになる」と紹介した。

◆オレンジは繁栄・多産のシンボル

重川雄一 ＪＡ全農えひめ県本部長

　オレンジデーは15年前、愛媛県で発祥した記念日。繁栄・多産のシンボルで「花嫁の喜び」などの花言葉を持つオレンジは、欧米ではプロボーズに用いる習慣もあることから、バレンタインデー、ホワイトデーに続く記念日にしようと運動をおこした。これまでは県内だけのイベントだったが、愛媛ミカンを全国的にＰＲし販売促進につなげようと、今年は都内で大規模なイベントを開いた。

友近さんと４人の愛媛県いよかん大使が来場者にミカンを配った

　「みかんタワー」のイベントでは5000個の県産ミカン清美タンゴールが無料配布され、多くの人がつめかけた。この他にも、全国の百貨店や量販店など42店舗でオレンジデーのＰＲイベントが行われ、愛媛県では松山空港をオレンジ色に染め上げるなど、全国各地でオレンジデーを祝うイベントがあった。
　重川本部長は「一昨年、昨年とだんだん反響が大きくなっている。何年後かには日本全国で周知されるイベントにしたい」と期待している。
　今年のミカンは表年で生産量は上々。非常に糖度が高く美味しいミカンが採れている。