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ブロッコリースーパースプラウト 胃ガン予防に効果を発揮 -村上農園

-村上農園

 (株)村上農園(広島・村上清貴社長)が生産しているブロッコリーの発芽3日目の新芽(ブロッコリースーパースプラウト)には「ピロリ菌を減少させ、胃炎を改善する」効果がある、との報告を4月6日発行の米国がん学会オフィシャルジャーナルが掲載した。研究者は東京理科大学の谷中昭典教授ら。 ピロリ菌の感染は、胃がんの発症に深く関与するとされている。感染後、胃粘膜が炎症して拡大し、萎縮を経て胃がんの発症につながる。 スーパースプラウトにはガン予防効果の報告が様々にされてきた「スルフォラファン」という成分が多く含まれることが実験で明らかになった。 今回初めてヒトの生体内での実験が行われた。ピロリ菌感染者48...

 (株)村上農園(広島・村上清貴社長)が生産しているブロッコリーの発芽3日目の新芽(ブロッコリースーパースプラウト)には「ピロリ菌を減少させ、胃炎を改善する」効果がある、との報告を4月6日発行の米国がん学会オフィシャルジャーナルが掲載した。研究者は東京理科大学の谷中昭典教授ら。
 ピロリ菌の感染は、胃がんの発症に深く関与するとされている。感染後、胃粘膜が炎症して拡大し、萎縮を経て胃がんの発症につながる。
 スーパースプラウトにはガン予防効果の報告が様々にされてきた「スルフォラファン」という成分が多く含まれることが実験で明らかになった。
 今回初めてヒトの生体内での実験が行われた。ピロリ菌感染者48人に8週間スプラウトを食べさせ、スルフォラファン含有の有無だけが異なる食物を2グループに分類して与える対照実験を行った。その結果、スルフォラファン含有物を食べたグループだけに胃炎の改善とピロリ菌数の低減が見られた。
 この実験で、スーパースプラウトの摂取がピロリ菌数減少をはじめ、胃炎軽減作用などに効果があることの正当性をさらに高めた。

(2009.04.15)