農水省は、農林水産業を核とした経営感覚豊かな取り組みで地域活性化に寄与している先駆的事例を選ぶ「立ち上がる農山漁村」の募集を4月13日から始めた。6月5日まで。応募資格は各種団体や市町村、企業、NPO、自治会などと個人。
選定事例を全国に発信して「地域自ら考え行動する」意欲的な活動を広める。平成16年度から事務局を内閣官房と農水省に置いて毎年募集をしている。すでに合計216の事例を選定した。
その活動分野は多様で▽「食」‐おいしくて安全安心な食材供給▽「バイオマス、リサイクル」‐環境に優しい地域資源利用▽「IT導入」‐高度情報化による経営革新▽農林水産物の輸出▽都市と農産漁村の交流▽他産業から農業への参入 --など。
このほかにも幅広い活動の応募を期待したいという。今年度は50事例程度を選定する。選定のための有識者会議は秋ごろ開く。