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生命共済が目標を大幅に上回り建更との合計30兆円台を確保

- JA共済20年度推進実績概況

JA共済連は先ごろ20年度の主要共済推進実績概況を取りまとめた。 それによると、生命共済新契約高は、新仕組の一時払生存型養老生命共済が好調だったことなどから、目標の15兆941億円を22%上回り、18兆4226億円となった。対前年比は101.4%で3年連続で前年度を上回る実績をあげた。 医療系共済は目標には届かなかったが、19年度の24万件弱を13.4%上回る26万8959件の実績となった。 年金共済も新仕組の一時払生存型養老生命共済が好調だったことの影響から、年金年額ベースで4年ぶりに前年度を下回る1417億円(前年度比88.3%)となった。 建物更生共済は3年連続で前年実績を下回る11兆7...

JA共済連は先ごろ20年度の主要共済推進実績概況を取りまとめた。
それによると、生命共済新契約高は、新仕組の一時払生存型養老生命共済が好調だったことなどから、目標の15兆941億円を22%上回り、18兆4226億円となった。対前年比は101.4%で3年連続で前年度を上回る実績をあげた。
医療系共済は目標には届かなかったが、19年度の24万件弱を13.4%上回る26万8959件の実績となった。
年金共済も新仕組の一時払生存型養老生命共済が好調だったことの影響から、年金年額ベースで4年ぶりに前年度を下回る1417億円(前年度比88.3%)となった。
建物更生共済は3年連続で前年実績を下回る11兆7918億円(前年度比90.7%)となり、12兆円の大台を割り込んだ。
しかし、生命共済と建物更生共済を合計した新契約高は30兆2145億円と前年度実績には3%ほど届かなかったが、昨年に続いて30兆円の大台は確保した。
自動車共済は、新車販売台数が伸び悩むなど厳しい環境下にあったが、件数・掛金とも前年を上回り、件数844万8000台(前年度比100%)、掛金3168億円(同100.1%)の実績をあげた。ここ数年自動車共済は右肩下がりだったが、それに歯止めがかかったようだ。
自賠責共済は台数が344万7000台と前年を下回り(同94.2%)、掛金も635億円と前年を下回った(同77.9%)が目標はクリアし達成率101.7%だった。
なお期末の保有契約高は、生命共済が177兆1462億円(期首より8兆1276億円の減)、建物更生共済が153兆349億円(同2兆2305億円の減)となっている。

(2009.04.20)