神奈川・山梨・静岡県内の生協で構成されるユーコープ事業連合(本部:横浜市、丸山基雄理事長)は、5月20日にJAいわて花巻本店で、同JAなどと国産自給率向上、田園保全を目的とした「ユーコープ産地指定『茶美豚(チャーミーポーク)』への飼料用米給餌事業」に関する協定を締結し、調印式とモデルほ場への田植えを行った。
調印式にはユーコープ、JAいわて花巻をはじめとする6企業・団体が出席し、生産地とユーコープとの継続的な共同提携事業として行っていく活動であることを宣言した。
今回作付けされる飼料用米は、岩手県のコープ産地指定豚肉ブランド「茶美豚」に給仕される。作付面積は8.6haで約50トン(豚5500頭分)を予定。これはユーコープの取り扱う豚の約8%に相当する。
ユーコープでは、今年2月から鹿児島県で飼育している「茶美豚」の飼料の一部に飼料用米を約5トン(豚550頭分)給餌しており、今回はそれに続くものだ。JAいわて花巻との協定は3年間継続することが決定しているが、ユーコープではそれ以降も継続していく予定だとしている