青森県を中心とした東北のリンゴ産地は、昨年は豊作だったため青果として販売し切れなかったリンゴ、収穫目前に霜害やひょう害によって見た目が悪いリンゴの多くは加工用として果汁にされる。しかし、今年はその量が膨大なため加工処理が追いつかず、生産者は青果在庫を抱えており、廃棄せざるををえない可能性がでてきている。
このためJAアオレン(青森県農村工業協同組合連合会)などリンゴジュースメーカーは、果汁在庫を削減する必要に迫られている。
こうした状況をみたパルシステムは、PB商品である「ストレート果汁青森のりんご」や産直産地の果実を使用した「林檎園ジュース」などの商品のさらなる利用を呼びかけ、生協組合員が果汁のメーカー在庫を消費して“買い支える”ことで、リンゴ生産者を支援しようということだ。