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日本を「リスク管理された国」に認定  BSEステータス

パリで開かれているOIE総会は現地時間の26日、日本のBSEステータスを「管理されたリスクの国」と評価した。29日に正式決定する。

 牛海綿状脳症(BSE)について、各国内での発症リスクを評価する国際獣疫事務局(OIE)は5月24日から開いている総会で、日本のBSEリスクを3段階中2番目の「管理されたリスクの国」に認定した。この認定によって日本は、牛の月齢に関係なく輸出できるようになる。これまで日本はステータスを有していなかった。
 BSEリスクは「不明の国」「管理された国」「無視できる国」の3段階。飼料の規制や、BSE検査状況などをもとにOIEが認定する。最高ランクの「無視できる国」はオーストラリア、ニュージーランドなど11か国、「管理された国」は日本を加えて32か国を認定している。
 「無視できる国」の認定は、国内で最終発生した牛が産まれてから11年以上経過しなければ受けられない。日本では2002年産で発生が確認されているため、早くとも2013年までは「無視できる国」には認定されない。

(2009.06.01)