この展示会は環境省、経産省、国交省、農水省、文科省、東京都など9団体の後援を得て開催されたもので、559社が最新の環境技術やサービスを展示・紹介した。
クボタの計量システム部は、デジタルロードセル式の「トラックスケール」をパネルと模型で紹介した。
この方式は、従来のアナログ信号ではなく、重量値そのものをデジタル出力するもの。トラックの総重量、空車重量、積載物正味重量などが計量伝票に迅速に記入される。
静岡製機は気化熱の冷却効果を利用した「気化式冷風機」を出展した。CO2削減商品であり、優しい冷風が必要な野菜集出荷施設やスポーツ施設などでの活用が期待できる。
サタケは、新潟のイネ原料バイオエタノール製造プラントに採用された、「バイオマスガス化発電システム」のパネル展示や、再生産可能な木質資源である剪定枝や木くずなどを加工し、木質ペレットにしたものを燃料として、ビニールハウスなどに温風を送る「ハウス暖房機」などを出展・紹介した。
アジア最大規模で開催された「2009NEW環境展」は、各ブースとも終日来場者で賑わったが、環境展事務局によると、環境に対する社会的な問題意識の高まりを受け、会期中17万名余が来場したという。