同選考会は輸出拡大が期待できる優良な日本の加工食品を選出し、関係業者の輸出意欲を引き出し、輸出の促進を図るのが目的。
開会のあいさつで農水省国際統括審議官の實重氏は「日本の食品を世界の人々に味わってもらい、世界の人々を幸せにしたい―今回の投票で選ばれた食品が世界の人に届けられ楽しんでもらえるようサポートしていきたい」とコメントした。
出品した食品は事前公募され▽賞味期限が4ヶ月以上、▽調理不要で簡単に食べられる、▽日本で最終加工されている、など一定の基準を満たしたもの。募集は10日間という短い期間であったにも関わらず250件以上の応募があった。
選考には約15カ国の在日大使館や貿易商社、航空会社、国内外のメディアなど総勢約135人が参加し、ひとり20の持ち票が与えられ投票を行った。
テーブルには海外の人の味覚にも好まれそうな4分野(加工食品、調味料、菓子、清涼飲料水)の自信作の数々が並び、参加者は興味深そうに手にとって試食し吟味していた。日本の店頭でも珍しいこだわりの調味料からおなじみのものまでが並び、選考者の興味をひいていた。選考食品は全体的に「和風」中心。米粉を使ったクッキーや大豆加工食品も見られた。
投票結果は6月29日に開催する輸出促進委員会で公表され、その後は様々なイベントに出品しPR活動が行われる。