岐阜県の園芸事業は3年度をピークに社会経済状況の変化や生産者の高齢化・担い手不足から栽培面積や生産量が減少傾向にある。 とりわけ西濃地域を中心に生産されているイチゴでは、その傾向が顕著で、産地の将来を支える後継者の確保が早急な課題となっている。
同県本部は19年度に「JA全農岐阜いちご新規就農者研修所」を開設して翌年度から研修者を受け入れ、専門家による実践的な研修を実施している。
応募資格は満18歳以上。イチゴ作りの農業をする意思があって研修後、岐阜県内で就農することができる者。 研修期間中(1年)は月額13万円程度の手当が支給される。募集説明会は6月21日。面接選考会は8月3日。
研修内容は基礎知識をはじめ、高設ベンチ(岐阜県方式)を使用した研修所(岐阜市曽我屋)で必要な基本技術を実践的に学ぶほか農業に関する経管管理手法なども総合的に習得できる。
問い合わせは全農岐阜県本部園芸部園芸販売課?058(276)5305