農政・農協ニュース

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市の食文化施設に農産物売場を出店 JAえひめ南

 食文化と地域産業が共鳴する「交流拠点施設」として愛媛県宇和島市が建設した「きさいや広場」が4月26日にオープンし、JAえひめ南が出店した野菜などの農産物売場「JAみなみくん」などは身動きもとれないほどのにぎわいだった。

 きさいや広場内みなみくん

 初日は市長がくす玉を割り、JAの林正照組合長ら組織代表者らがテープカットした。 第1次産業を中心にした地場産業の振興と雇用拡大などに向けて農産・水産物売場、観光客などへのサービス施設、歴史文化伝承施設、郷土料理レストラン、多目的広場などがある。
 JAは農産物売場に加えて手づくり米粉パンの店「パン工房みなみ」も出店した。地元産のコメ80%以上を使い、さらに味にもこだわった。
 また値段でもオープン2日間は食パンを平常の半額の200円、その他のパンは全品100円とし、開店1時間半で完売するという話題もつくった。
 施設は宇和島港に面し、敷地は約1万3000平方m、建築床面積は約2800平方m。市の単独事業で建設し、総事業費は約8億円。
 運営には新規に設立した株式会社が当たりJAも出資した。
 JAはもともと近くに農産物直売所を開いていたが、新施設建設で移転した。

(2009.06.04)