農政・農協ニュース

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農家のお母さんお弁当コンテスト、7月から募集-(株)農協観光

 農家のお母さんたちが持っている知恵や技、郷土の食文化がたくさん詰まったお弁当を消費者にも披露し、日本の農業・農村へ理解を一層深めてもらおうと、(株)農協観光はお弁当コンテストを実施する。来年1月の決勝大会は東京ディズニーリゾートで開催。予選を勝ち抜いたお弁当作品を協賛企業が商品化することも企画している。

みんなのよい食 農家のお母さんお弁当コンテスト コンテストはJAグループあげて取り組んでいる「みんなのよい食プロジェクト」と連携し「みんなのよい食・農家のお母さんお弁当コンテスト」とした。JA全国女性組織協議会、JA全中、(社)家の光協会が共催する。
 お弁当のコンセプトは▽地産地消をテーマに地元の特産物を活かした食文化が味わえる、▽農業の担い手であり、食と農のつなぎ手である農家のお母さんの知恵、技、愛情が詰まったお弁当、だ。

◆農村女性の知恵伝えて

 応募資格は、JA女性組織に所属しているか、農業に従事している女性であること。2名での応募も可能だ。ただし、事業としてお弁当づくりをしている人は応募できない。
 作品は未発表のオリジナル作品であり、原価が一人前1000円以下であることなとが条件。 審査は▽食べてほしい人を設定しその対象にあった内容であること、▽伝えたいこと、思いが明確であること▽地元の農畜産物をできるだけ使っていることなどが基準。そのほか栄養面、環境への配慮なども考慮される。
 募集期間は7月1日から8月21日まで。提出作品をとりまとめた後、書類審査で10月23日までに都道府県代表作品を決め(一次審査)、11月27日までに地区代表6作品に絞る(二次審査)。
 決勝戦は来年1月24日。場所は東京ディズニーリゾートにあるイクスピアリで、出場者が作ったお弁当を試食して審査が行われる。商品化も検討。
 このコンテストには(株)ローソンが特別協賛。決勝まで勝ち進んだ作品の商品化も検討することにしており、農家のお母さんのお弁当を広くたべてもらう機会をつくりたいとしている。
 決勝大会当日は、東京ディズニーリゾート内で第55回JA全国女性大会・フレッシュミズ全国集会や直売フェアなどを行うみんなのよい食EXPOなども行われる。
 同コンテストは農協観光創立20周年事業として社内公募したもの。農家の女性にスポットライトを、と考えた職員のアイデアが採用された。同社はJA女性組織の地産地消や仲間づくりなどの運動を支援する企画として取り組んでいる。詳細はホームページで(http://ntour.jp/)

(2009.06.08)