「FOOMA JAPAN(国際食品工業展)」は、食品機械を中心に原料処理から製造、物流にいたるまで、食品製造のプロセスのすべてを網羅したアジア最大級の「食」の総合トレードショーだ。今回は「おいしいテクノ、あります。」をテーマに、635社2900ブースで最新の食品関連機器を展示・紹介した。
(株)サタケは「食の未来を考える?食を見守る電子の目?」をコンセプトに、1.光選別機、2.検査・分析機器、3.穀物調製加工機器、4.環境に配慮した製品開発・取り組み、5.米・小麦を使った付加価値食品と家庭用精米機・炊飯器、6.業務用IH炊飯設備、7.付加価値を加える二次加工設備、の7つのコーナーを設け、実機展示・実演、パネル展示などを行った。
ユーザー、消費者の「安全・安心志向」の高まりを受け、サタケでは光学技術を利用した光選別機や検査・分析機器にチカラを入れた出展となった。また、昨今話題のバイオマスガス化発電システムのパネル展示もあり、多くの来場者が注目した。
(株)太陽は、廃油・廃液トータルソリューションシステムとして、廃食用油再燃料化システムなどを実機、パネルで展示紹介した。(株)クボタは、工場などから排出される汚水などを、浄化処理する液中膜の技術とシステムを出展した。
包装関連機器の大手企業ニューロング(株)は、扇折りビニタイ結束機FT-40「ファントップ」や生分解樹脂のエコタイ対応扇折り結束機「ファントップエコ」、PM-V3「セミオートバッグシーラー」や汎用型バンドシーラーなど、食品や小物の包装に欠かせない包装機器を出展し、好評だった。