「生協産直は日本の食の未来を創りつづけています。」と副題がつけられた「全国生協産直レポート2009」を日本生協連が発刊した。日本生協連が産直に関するレポートを発刊するのはこれが初めてだ。
このレポートは、全国の生協が行っている産直の取り組みについて、▽品質保証▽産地交流▽地産地消▽共生支援▽環境保全▽食料自給の6つのテーマごとに代表的な事例を紹介している。
表紙共でA4版32頁に簡潔に「生協が大切にしている」上記6つのテーマについて紹介されており、生協産直を知る格好のテキストだといえる。しかし、産直に込められている生協の思いは分かるが、中毒事件を起こした中国産冷凍餃子やコープ商品など、生協の商品群のなかで産直品はどのように位置づけられているのかは見えない。
そこを明らかにすることも、生協への信頼を深めるためには大事ではないだろうか。