オープン式では経営管理委員会の吾妻雄二会長が「画面を指でタッチするだけの簡単な操作なので、ぜひみなさんに活用してもらいたい」とあいさつ。
実際に操作してみた来店客は「使用する農薬がすぐにわかって、その場で買えるのが便利」と笑顔だった。
JA合併15周年を記念する農家支援の一環として導入した。
トップ画面は(1)雑草(2)病気・害虫(3)登録農薬に3分類され、そこから順に指先タッチで詳細な表示へと進み、対策を調べる。
特徴の1つは病害虫の症状や雑草の種類などが5000枚以上の鮮明な写真で確認できること。こうして適用農薬を見つけたりする。
農薬データは毎月更新され、使用基準についても安心という。JAの取り扱い農薬が表示されるため、パソコン画面で診断の後すぐに、その場で農薬を購入することができる利点もある。
情報はほぼ営農関係だが、食品加工、食農教育などの基礎資料も充実させている。データベースは農文協(農山漁村文化協会)の電子図書館だが、JA新ふくしま独自のデータも入れている。
福島県下17JAのうち農業電子図書館の導入は同JAが6番目。
(写真:液晶画面を指先でタッチして必要な情報を調べるJA新ふくしまの組合員)