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前年比2割増の15万人が登録 パルシステムの「予約登録米」

 パルシステム生協連合会は独自制度として田植え前に産地と1年間の契約を結ぶ「予約登録米」を実施しているが、今年は昨年比2割増の15万人が登録した。

nous101k0906171001.JPG パルシステム生協連合会は、1993年の例外による米不足を契機に、95年から独自の制度して、田植え前に産地と1年間の契約を結び「年間購入予約」をした登録者分を優先的に届ける「予約登録米」制度を実施している。
 15年目となる今年も4月6日から5月22日までの6週間にわたり登録を受け付けたが、15万1000名、22万5000袋の登録があった。これは人数で前年比118.2%、 袋数で114.6%の伸び率となる。この制度による1年間の供給重量は1万2000トンとなり、前年比113.9%の増加になるという。
 図のようにこの5年間は毎年2桁以上の伸びを示しており、05年対比では2.5倍も伸びていることになる。
 登録された銘柄のベスト5は
1位エコ(※)・新潟こしひかり(無洗米・普通精米)
2位エコ・秋田あきたこまち(同)
3位北海道ほしのゆめ(同)
4位エコ・宮城ひとめぼれ(同)
5位エコ・青森つがるロマン(無洗米)
 パルシステムでは、「耕せ!日本の食と農」をキャッチフレーズに自給率向上に挑戦する「100万人の食づくり」運動を展開し、米を自給率向上のカギと考え、「ごはん、もう1杯キャンペーン」や「バケツ稲」に取り組んできているが、そうした取り組みが予約登録米の増加につながったとみている。
 ※ 「エコ」は「エコ・チャレンジ米」のことで、パルシステム独自の栽培栽培基準により栽培された米

(2009.06.17)