静岡緑安協は緑の保全のために必要な農薬の知識、技術などの普及ならびに会員相互の親睦と技術の向上につとめるとともに、東京に本部を置く(社)緑の安全推進協会(吉村正機会長)の支部的機能を果たしている。
ゴルフ場およびその人口が多い静岡県ならではの取組だが、トモグリーン・ケミカルをはじめとした会員の結束が強く、緑の保全を担う唯一の地方組織。
講演会では、先ず吉村正機会長が諸般の農薬および緑安協を取り巻く情勢を報告し、「緑の安全管理士の役割がもっと社会的に認知されるべき」などとした。
また、静岡大学農学部(応用昆虫学)の西東力(さいとう つとむ)教授が『国際化と病害虫問題』の演題で講演。外来生物、温暖化、国内外の天敵、昆虫機能の利用など幅広い視点で講演し、関係者の迅速かつ積極的な対応を求めた。