江原正視会長は「厳しい時代だからこそ、未来への種まきをしないといけない。希薄になった人間関係を濃密に、荒れ果てた耕作放棄地を農地にするため、人・組織・地域が元気になる情報を届けていきたい」と、目標を掲げた。来賓のJA全中茂木守会長は「今後益々JAの教育文化活動は大事になってくる。人と地域をつなぐ役割に期待したい」と述べた。
『家の光』は08年5月号で通算1000号を迎えた。「生活力アップ!」を基本コンセプト、「食と農」「協同」などを基本テーマに企画制作をすすめ、08年度年間平均定期部数は60万3332部。年間頒布部数は21万6550部減少(▲2.95%)した。一方、全国的な食農教育への関心の高まりから子ども雑誌『ちゃぐりん』は年間頒布部数68万6087部で、2万2001部(3.31%)増えた。
総会前には08年度の都道府県JA中央会普及実績表彰を行った。代表で受賞した秋田県は、『家の光』『地上』の年度目標達成や『ちゃぐりん』の累計増部などで表彰された。
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上:「協同の心を結集する活動が重要だ」と話す江原会長
下:代表で普及表彰を受ける秋田県中央会の木村一男会長