総会では生乳の需給問題をめぐる意見が目立ち意識の高まりがうかがえた、と前田浩史事務局長は話した。
昨年度の乳価引き上げなどで牛乳消費の落ち込みは相変わらずだった。一方で低脂肪商品の売れ行きは好調で、消費者のヘルシー思考がうかがえる結果となった。
昨年度は牛乳の需要促進の取り組みとして大手食品企業や小売店と共同販促を行った。パン売場に相性のよい飲み物である牛乳の販促POPを置いたり、チョコレートやお酢とコラボした販促物のアイデアで消費者に牛乳の利用を拡げる提案をした。
今年度も7月から配合飼料が再値上げされるなど生乳市場への厳しい逆風となるが、牛乳の消費拡大を進めたいとしている。