農政・農協ニュース

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組合員の学習強化対策を協議 JA全中

 JA全中は7月8日、人づくり運動推進委員会を開き、実践具体策を協議した。

 第25回JA全国大会組織協議案では、(1)JAトップ研鑽の場づくり、(2)世代交代期における組合員学習活動強化対策、(3)活力ある職場づくりを通じた人材育成をJA人づくり関連の重点課題としている。
 推進委員会では今後の方向について議論。委員からは組合員の学習活動について「小泉改革以来、日本人の心が荒廃していると思う。協同組合としてのJA組合員の拡大や、活動活性化が求められている。JAと民間企業の違いを理解してもらうには教育がスタート」、「理念がしっかりしていないと教育は根づかない。勤労・分度・推譲の報徳思想で協同組合運動を進めていくべきだ」との意見や、「今は農業経営が組合員に求められている学習課題だ」との指摘も出た。
 職員育成については「コンプラの強化で職場が萎縮しきっている。いい職場ができれば不祥事は起きないのでは。活力ある職場づくりにコンプラ対策の観点を入れていくべきだ」などの意見があった。
 JA全中では、意見をふまえ11月にも再度委員会を開き、JA人づくり実践具体策を決定して着実な実践を図ることにしている。
 

(2009.07.10)