コープかながわの店舗では、いままで生産者個人が提供する地場野菜を販売するところはあったが、JA横浜ブランドとして、直売所を開設し販売するのは初めてのこと。
片倉店の地元である神奈川区内(半径10km圏内)で生産された地場野菜の直売所を設けることで「生産者と消費者の相互交流」「生産者の顔が見え、安心して購入できる商品の提供」がはかれ、地産地消の推進につながると同生協では考えている。
また、JA横浜と提携することで、商品構成や数量確保が安定的になり、生協組合員の要望により応えやすくなるとした。
片倉店では、JA横浜の7人の生産者が毎日、朝収穫した旬の野菜を販売する予定で、1日当たり10万円の売上げを見込んでいる。商品にはすべて生産者名が明記され、陳列、価格設定、レシピの紹介などは生産者が行う。
JA横浜管内には、JAの直売所やAコープ店が数多くあるが、片倉店周辺にはそれがないこともあって、直売所の開設がスムースにできたという。
片倉店はコープかながわの店舗の中でも1、2を争う売上げがある大型店。生協では、JA直売所などと競合しない形で他店にも広げていきたいと考えている。
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上:地場野菜直売所の生産者
下:売り場では生産者を写真で紹介