産地の北海道・仁木町から毎日JAL機で運ばれるため、「空飛ぶさくらんぼ」の愛称で宣伝し今年で5年目を迎えるPR活動には、JALのキャビンアテンダントもPRの応援として店頭に立った。「プリプリしたあま〜い北海道のサクランボ、いかがですか〜」と試食を進める販売員の声に、買い物客は足を止めてサクランボをつまむ姿が見られた。
JALCARGOの特徴は、コンテナ内部に光触媒が設置されている点。果物から発生するエチレンガスを除去でき、抗菌性が高いことから高品質な状態で輸送ができる。また市場経由のものより、圧倒的に早く店頭に並べられることで、鮮度が高く保てる。
サクランボ以外ではイチゴの輸送にもJALCARGOが使用されている。
今回のサクランボPR販売で初めて行われた試みは、東急ストアが取り組む「手紙のついた野菜&果物」シリーズの仲間に加えたこと。今までは市場経由のものと同じパッケージで販売していたが、JALCARGOの特徴を差別化しようと、QRコードが付いた東急ストアオリジナルのパッケージに変えた。QRコードを携帯電話で読み取ると、産地の声や販売ルートなどの情報を得ることができる。東急ストアでは他のスーパーにはない取り組みをアピールしたいとして力を入れている。同様のパッケージ商品はカボチャやバナナ、モモにも使用されている。
今年の北海道のサクランボの生産量は好調だったといい、今年の反応を見て来年の取り組みを考えていきたいとしている。
「空飛ぶさくらんぼ」の販売は7月25日まで東急ストア36店舗で販売している。
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JALのキャビンアテンダントも店頭でPR販売