高橋知事は「今日はオール北海道で訪問しました。サミットではWTO交渉の来年一杯に方向性を出そうとされたようだが、北海道の農業を守ることは日本全体の食料安全保障に関わること。その考え方のもとにWTO交渉にあたっていただきたい」などと述べた。
飛田稔明JA北海道中央会会長は米以外にも畜産・酪農、野菜、砂糖、でんぷんなど北海道の農業生産は自給率200%を実現しているとし「WTO交渉では農業者、国民の考え方に立ってしっかり主張をつくりあげてほしい」などと要請した。 そのほか、消費者協会、経済連合会からも農業は北海道の基幹産業であることから農業の持続が可能になるような政策が必要だと強調した。
石破農相は食料安保について、「飢えている人が食べられるようにするのが食料安保。日本が何ができるのかを考え、交渉では仲間の国を増やしていく必要がある」などと答えていた。