この3月末現在、JA共済のライフアドバイザー(LA)は、全国のJAに2万1857名いるが、そのなかでも20年度に優秀な実績をあげた人たちを表彰するのが、「LAの甲子園」といわれるこの表彰式で、今年で15回目を迎える。
今回表彰されたのは、共済外務専任842名、共済外務専任以外917名の合計1759名と過去最大の人数となった(これまでの最大は昨年の717名)。男女別では男性1386名、女性373名。今回が初の受賞者が1149名、そのうちLA任命1年目での受賞が140名となっている。また、受賞者のJA数は332JA。
また、5回以上受賞している人が120名。そのうち15回連続受賞は○縣正己さん(JAみっかび・静岡)○渡辺英子さん(JAあいち中央・愛知)○長尾勝博さん(JA中標津町・北海道)(以上、出席)。○岩永勉さん(JA長崎県央・長崎)○杉浦正子(JAあいち中央・愛知)(以上、欠席)の5名。
表彰式は、受賞者代表の小寺薫さん(JA金沢市)のLA宣言で幕を開けた。
◆利用者の信頼の証
安田舜一郎経営管理委員会会長は、20年度の生命共済・建物更生共済合計の推進実績の71・1%をLAが占めており「名実ともにLAが共済事業だけにとどまらずJA事業においてなくてはならない存在であることを示している」と、LAの活躍を讃えるとともに、厳しい状況下にある21年度も組合員・利用者、地域の人たちとの信頼関係をさらに強くし、つながりを確かなものとする「3Q訪問活動」にこれまで以上に取り組み「愛されるJA共済」をめざしていこうと挨拶した。
◆健闘讃え合う
その後、イメージキャラクターの仲間由紀恵さん・坂口憲二さんも途中から駆けつけ、通算表彰や総合優績表彰者へのメダル授与や同伴者の花束贈呈のプレゼンターを努め、会場から大きな拍手を贈られていた。
最後に、JAあいおい(兵庫)の貝賀逸馬さんが、ここは「自分に打ち勝ち、お客様に認められた者が集まる場所です。来年もまたここで…」と決意表明し閉会した。
今回の表彰式では、15回連続で表彰された縣さんが壇上で涙する姿を初めてみた。そしてその縣さん励まされながら15年連続表彰された長尾さんと壇上で抱き合い健闘を讃えう姿が印象的だった。
杉山健二専務が閉会の言葉で述べたように、15年間の喜びと苦労が凝縮した涙だったのではないだろうか。
上:優秀な実績をおさめた受賞者ら
中右:表彰者と握手を交わす仲間由紀恵さんと坂口憲ニさん
中左:15回連続表彰の縣さんが歓喜の涙を見せた
下:力強い決意表明で幕を閉めた