農政・農協ニュース

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ハクサイ価格低迷 1125tを市場隔離

 JA全農長野は7月下旬からハクサイの需給調整をすることを決めた。

 ハクサイの主産地である長野県は、例年より高温で日照時間が長かったことなどから豊作で、市場への入荷量は前年同期比で116%だった。
 そのため東京の卸売価格も例年より3?4割ほど低く推移している。平均価格は1kgあたり82円だが、7月1日には30円以上安い50円に落ち込み、その後も50円前後で推移したため、JA全農長野は7月21日から合計1125tの需給調整を決めた。内訳は関東向け725t、近畿向け400t。
 調整分は学校給食や福祉施設への提供などで有効利用をめざす。
 
◆信州ハクサイの消費拡大運動も活発

夏の野菜は元気から! 農水省と農畜産業振興機構は「夏の元気は野菜から」をキャッチフレーズに、量販店で、夏野菜を使ったレシピ集を配るなど、夏野菜の消費拡大キャンペーンを行っている。
 JA全農長野でも量販店店頭でハクサイ、レタスの試食販売を行うほか、ハクサイについている懸賞シールを集めて信州和牛や長野コシヒカリが当る「夏ハクサイプレゼントキャンペーン」を展開している。詳しくはJA全農長野ホームページで。
 また21日からは東京のJAビル4階「農業・農村ギャラリー Minole(ミノーレ)」でも、夏野菜消費拡大コーナーを設置している。

(2009.07.22)