農政・農協ニュース

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第8次中期計画を承認 販売強化、生産性向上など  全酪連

 全酪連は7月30日、第60年度通常総会を開き、第8次中期事業計画などを承認した。

あいさつする砂金会長 砂金甚太郎会長(みやぎの酪農協代表理事会長)は成分調整乳の売り上げが急激に伸びていることについて「昨年度は前年比2割程度の増加だったが、今年度は倍増の勢いだ。酪農乳業界全体が、大いに議論して対策を検討しなくてはならない」とあいさつした。
 来賓では農林中金の飯田英章常務理事が「景気後退は農畜産業の消費にも大きな影響を及ぼした。乳製品在庫の積み上がりが心配だが、生乳価格の適正価格化、牛乳の消費拡大など引き続き頑張ってほしい」と述べた。
 今年度は2011年度までの第8次中期事業計画を承認した。基本方針は▽指導力の発揮と技術・経営情報提供の充実▽販売事業の強化▽生産性向上とコスト低減への支援▽管理部門の効率化と財務体質の強化▽コンプライアンス経営の推進、の5点。第7次中期計画(04【?】08年度)では全酪連単体での累積損失を解消できたが、いまだグループ全体としては累積損失が残っており、その解消をめざす。

◇      ◇

 総会後の理事会では役員の選任があり、砂金会長の再任を決めた。
 また常務2人と監事1人の新任も決めた。
【新任】
▽常務理事(農林中金総合研究所顧問)石崎博友
▽常務理事(指導・企画部長兼総務部長)円谷俊夫
▽監事(総務部審議役)肥後俊一
【退任】
▽(常務理事)小川國男
▽(常務理事)橋本徳仁
▽(監事)山下伸吾


(写真はあいさつする砂金会長)

(2009.07.31)