農業経営体数は前年に比べ5万1000(2・8%)減少し175万3000経営体、また販売農家数は2・9%減少し169万9000戸となった。うち主業農家数は5・5%減少し34万5000戸。
調査は今年2月1日現在で実施した。
販売農家1戸当たりの経営耕地面積は、都府県で1・41ha、北海道で20・50haとなり、どちらも前年比約2%拡大した。
主業農家の面積も都府県で2・9ha、北海道で25・87haとなり、それぞれ4%強、3%弱の拡大をみせた。
販売農家のうち準主業農家は38万9000戸、副業的農家は96万5000戸となり、どちらも約2%減少したが、主業農家の減少率5・5%よりは低い。
販売農家の販売金額は100万円以下が約6割を占めて零細だが、しかし主業農家では700万円以上が43%強を占め、また500万円以上の農家数が年々増加して約6割となっている。
販売農家の基幹的農業従事者は191万4000人で5万6000人(2・8%)減少した。基幹的従事者の6割は65歳以上となっている。
基幹的農業従事者とは、農業就業人口のうち、調査期日前1年間のふだんの主な状態が「主に仕事に従事していた者」をいう。
(表)上:基幹的農業従事者数の推移
下:年齢別基幹的農業従事者数の構成割合