農政・農協ニュース

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野菜の供給確保で全農に協力要請 需給協議会で農水省が

 日照不足と大雨などで野菜の高値が続いているため(独)農畜産業振興機構は8月11日野菜需給協議会の幹事会を開き、JA全農が野菜の供給確保の取り組みなどを説明した。

 最初に、農水省から全農に対して野菜の供給確保について協力を要請した。
 事務局からは、夏野菜の主産地である東北と北海道を中心に野菜の生育が悪く、一部の品目では過去の平均価格の2倍を超える水準となっている、などの状況報告があった。
 また全農からは、バレイショは小玉傾向で平年より出荷量が少なく、タマネギも平年より少なめとなり、またどちらの出荷も例年は9月に本格化するが、今年は今後の天候に左右されるとの見通しを説明。ほかの夏秋野菜の状況も説明した。
 農水省からは供給確保の取り組み報告をし、その他の議題では全農から、7月下旬に実施したハクサイの緊急出荷調整の実施状況を説明した。
 なお当日の資料はホームページで公表する。問い合わせ先は農畜産業振興機構野菜需給部TEL03(3583)9478

(2009.08.14)