会場では栄養相談や各種野菜を使ったレシピなどの情報コーナーのほか、食品メーカーによる国産野菜を使った商品配布もあり、多くの買い物客が足を止めた。
オープニングセレモニーにはタレントの片瀬那奈さんが登場し、「野菜は好きで毎日食べている。ただ、なんでもかんでも食べればいいというのではなく、バランスよく食べて健康な生活を維持したい」などと話した。
(写真)上:北斗晶さん、藤田志穂を交えたトークショー
下:国産野菜と果物をPRする片瀬那奈さん
◆「JAと生産者はタッグを組んで」北斗さんがエール
トークセッション「家族で考えよう『野菜の大切さ』」に出演したのは、元プロレスラーでタレントの北斗晶さん、実業家の藤田志穂さん、JA全農営農総合対策部の中澤次長、全国6JAのTAC職員など。立ち見が出るほどの盛況ぶりで、それぞれ各産地の特産野菜とおいしい食べ方の紹介や、TACの紹介、農業・農村の現状などを話し合った。
中澤次長は「野菜が高騰しているというが、それでも自分の労働に見合った値段が付いていないと訴える生産者は多い」と、農業の窮状を紹介。TAC職員からも、生産者の努力が紹介された。
両親が農業を経営しているという北斗さんは「農家は本当に朝から晩まで丹精込めて作っている。もっと日本でできたものに注目してほしい。消費者と生産者をつなぐためにも、JAと生産者はもっと協力にタッグを組んでがんばってもらいたい」と述べ、会場から拍手を浴びていた。
今年から本格的に農業経営を始めた藤田さんは「苦労する部分は多いが、若い人たちがもっと農業に入ってきてほしい」などと、呼びかけた。
(写真)野菜を使ったレシピなどを紹介した