今回同制度には大学や日本国内の法人組織から29件の応募があり、そのうち同大学を含めた9件が選ばれた。
同研究センターは植物工場確立に向けたもので、生田キャンパス内(川崎市)に設置し、有用人材の育成と食料の安定的供給・確保をめざす。
同研究センターは440m2の施設内に滅菌可能な空調システムや高機能放電管による照明システム、培養液の殺菌・浄化システム、生産物の品質や微生物を分析する実験室などを備える。
植物工場の特長である無農薬栽培で洗浄不要という点で、同大学が持つ二酸化炭素殺菌法や光触媒による培養液浄化の新技術が生かせる。
また植物工場に必要なエネルギーは同大学が開発した太陽光や風力発電を使用し、資源循環型でゼロエミッション型の工場をめざすとしている。