9月3日のJA全中理事会で、第25回JA全国大会の大会議案が決まり、あわせて両日の大会概要も決まった。大会スローガンは「大転換期における新たな協同の創造-農業の復権・地域の再生・JA経営の変革-」。
初日の7日はパシフィコ横浜で、JA全国大会記念シンポジウムのほか分科会やセミナーを開く。また今年は、JAの役職員や関係者以外の一般参加者も参加できる展示会やイベントなども併催する。
シンポジウムは農中総研顧問の野村一正氏を司会として、キリンホールディングス相談役の荒蒔康一朗氏、タレントの大桃美代子さん、JA全中専務理事の冨士重夫氏がパネラーで、「新たな協同の創造」をテーマに行う。分科会・セミナーは農地法改正、農商工連携、食農教育、果物の健康パワーなど10のテーマで行う。
一般の人が参加できる展示会は、JAバンクアグリサポート事業の紹介、介助犬のデモンストレーションなどの社会貢献活動のほか、JAの国際協力や食農教育などまで、多彩なテーマを用意する。
8日はNHKホールで大会式典がある。
◆10月7日(パシフィコ横浜)のプログラム
【セミナー】
▽組織基盤の拡充と事業基盤の強化および組合員との関係強化・JAの役員など
▽JAにおける職場づくりを通じた人材育成・JAあいち知多、早稲田ビジネススクール教授など
【分科会】
▽改正農地法施行に向けたJAグループの取り組みについて
▽農地から始まるJAグループの担い手・組合員対策について
▽農商工連携関連セミナー
▽JA食農教育推進セミナー「地域が一体となった食農教育活動の展開」・JAいわて花巻、JAはだのなど
▽JA健康寿命100歳プロジェクトの展開
▽介護現場から今後期待されるJa介護保険事業の取り組み
▽講演「農業・農村の課題とJAの役割を探る」・JA総合研究所・協同組合経営研究所
▽研究発表・農林中金総合研究所
▽果物の健康パワー・果樹研究所
▽食料フォーラム「日本・食と農をだれが守るのか」
【展示会・イベント】
▽農の生け花展示 みんなのよい食プロジェクトに連動した本社活動パネル展
▽JAバンクの社会貢献活動「JAバンクアグリサポート事業」
▽介助犬のデモンストレーション「ガンバレ!介助犬!JA共済はたらくワンワンランド!」
▽JA旅行事業の取り組み
▽生活習慣を見直そう
▽食農教育に関する本会事業のパネル展示、家の光図書の展示販売等
▽食育関連イベント「ようこそ!☆みんなのよい食プロジェクト☆」
▽国際協力ワークショップ「JAと国際協力・国際交流」
▽移動日アセアン農村ふれあいプラザ
▽ブース形式等による研究発表等を想定
▽これからのJAグループ情報システム〜次期構想を踏まえて〜」