農政・農協ニュース

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「防除と農薬をめぐる新たな検討課題」でシンポ  日植防

残留試験、GLP制度、飼料作物など展開方向探る

 日本植物防疫協会(岩本毅理事長、東京・駒込)は9月11日、千代田区の日本教育会館でシンポジウム「防除と農薬をめぐる新たな検討課題」を開催した。関係者550名が参加し、実りあるものとなった。

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(写真)あいさつする日植防・岩本毅理事長

 

nous0909110403.jpg わが国農業を取り巻く情勢は、国際化の潮流の中で自給率の向上、低コスト安定供給、いっそうの安全確保などさまざまな課題が課せられている。
 岩本理事長は、それぞれの時代の要請に応えるべく試験研究に取り組んできたが、「病害虫・雑草防除とそのもっとも重要な資材である農薬に対しても新たな検討課題が生じており、これらに機敏に対応していくことが重要」と、シンポ開催の意義を強調した。
 演題と講演者は次の通り。
 今後における残留試験の展開とGLP制度の適用 農林水産消費安全技術センター農薬検査部・池田淳一・赤川敏幸
nous0909110402.jpg 飼料作物の展開方向と防除をめぐる課題 全農・住田明子
 農薬に対する国内外の規制強化とその影響 農薬工業会・服部光雄
 農薬の天敵影響の実際とIPM体系への反映 日植防・高木豊
 土壌くん蒸剤をめぐる新たな課題 農水省植物防疫課・大岡高行

 

(写真)上:技術センター・池田淳一さん
     下:全農・住田明子さん

(2009.09.11)