談話では、わが国の食料・農業・農村をめぐる情勢は世界的な食料需給の構造的なひっ迫による食料の安定供給が懸念されていることに加えて、市場原理主義と規制緩和の限界などで農業生産額と農業所得は激減、わが国の農業・農村の現場は危機的な状況にあるとしたうえで、「鳩山新内閣にはわが国農業・農村がこれ以上の衰退を招くような事態にならないよう」、「農業者の負託に応えリーダーシップを発揮してより豊かな国づくりに取り組んでいただきたいと期待を寄せた。
また、赤松農林水産大臣の就任については「党国会対策委員長、選挙対策委員長を歴任し、わが国農業・農村に明るい展望をもたらすべくリーダーシップを発揮していただけるものと期待している」「WTO交渉やEPA・FTA交渉における食料輸入国としてのわが国の断固たる姿勢を堅持するなど生産者が希望を持てる力強い農業・農村の実現に向けてご尽力いただきたい」とした。