農政・農協ニュース

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世界と日本の食料事情について  日本農学会シンポジウム

 日本農学会は10月10日、東京大学弥生講堂で09年度シンポジウムを開く。

 世界の人口は2050年には90億人を超えると予測され、食料問題はより複雑化・深刻化していく。今年度は「世界の食料・日本の食料」をテーマに、農畜水産物の食料需給の現状や展望について発表する。
 主な対象は学生、院生や若手研究者だが、一般にも公開。参加費は無料だが、講演要旨は別売り。
 プログラムは次の通り。
【第1部】10時から
世界の食糧事情と日本農業の進路(日本大学 大賀圭治)
世界の畜産事情と日本畜産の可能性(九州大学 福田晋)
世界の水産事情と日本水産業の課題(近畿大学 小野征一郎)
【第2部】13時から
食料危機を克服する作物育種(作物研究所 岩永勝)
畜産物の安定供給をめざした技術開発について(畜産草地研究所 寺田文典)
水産物の安定供給を目的とした技術開発(東京海洋大学 吉崎悟朗)
持続性・循環を目指した農業生産技術・システムの総合的評価(酪農学園大学 干場信司)
【第3部】15時35分から
食料の安定供給と安全確保をめざす農薬利用技術(日本植物防疫協会 上路雅子)
動物感染症の制御と畜産物の安全(東京大学 関崎勉)

(2009.09.18)