ロイタード副大統領はEPA(経済連携協定)が発効している日本に対して「輸入国であり山岳地帯も多いなど似た地域なので、ぜひ協力していきたい」と述べるとともに、WTO交渉では「G10としての協力関係」にあるとの認識で、今後の交渉では「日本としっかり協議していきたい」と話した。赤松農相も「一緒にやっていきましょう」と応じ引き続き協力していくことで一致した。
そのほかロイタード副大統領はスイス産牛肉の輸入再開問題に触れ、牛の識別タグやトレーサビリティなどの安全対策をとっていることを強調し、「ぜひ輸入再開を」と話した。 これに対して赤松農相は「より安全性を確かめたうえで検討したい」と回答した。日本政府はスイス産牛肉の安全性を検討するため同国へ追加質問をすることを検討しており、今後、それらへの回答も含めてリスク評価ができるデータがそろえば食品安全委員会に諮問することにしている。