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「森の名人」と「聞き書き」高校生を選定  国土緑化推進機構など

 森に生きる樵(きこり)、マタギ、炭焼きなどの中から、優れた技を極めた達人にスポットライトを当てる「森の名手・名人」選びが今年も行われ、国土緑化推進機構は9月末に93人を選定した。

 また名人たちを訪ねて、その知恵や技、生き方、価値観などを聞き書き取材する高校生106人も10月5日、実行委員会が決めた。
 参加高校生たちは10月から年内に2回、組み合わせ相手の名人からそれぞれ取材して記録をまとめ、来年3月28日に東京都内で開くフォーラムで代表者が成果を発表する。
 名人選定は、文化人らを中心にした森を護り育てる「もりのくににっぽん運動」の1つで平成14年から毎年約100人を認定している。 高校生の取材も森の“聞き書き甲子園”の名称で同年から行われている。
 今年の名人で一番の高齢者は奈良県御所市の山野草料理人前田忠慶さん(91)、また最年少者は北海道下川町のチェンソーカービング児玉光さん(38)。 全体では60、70代が多く、道府県別では長野が8人と多く、次いで岐阜、北海道、秋田など。

(2009.10.09)