農政・農協ニュース

農政・農協ニュース

一覧に戻る

台風18号の農林水産被害額109億円

 10月8日早朝に日本列島に上陸し中部から東北を縦断した台風18号は水稲の倒伏、果樹の落果など農林水産業に被害をもたらした。

 農林水産省が10月13日までにまとめた被害状況は以下のとおり。
 農作物被害では水稲の倒伏、果樹(リンゴ、柿)の落果、サトウキビの倒伏、折損など2万5497haにおよび、ビニールハウスなどの損壊が1268棟、農地の損壊、農業用施設の損壊が150カ所となった。
 林野関係では林地荒廃10カ所、林道被害24カ所など。水産関係では漁船(66隻)、養殖施設(うなぎハウス)157棟、漁港の損壊14漁港などの被害が出ている。
 被害額は109億円でうち愛知県が86億円を占める。被災地ではビニールハウスの修復、再建などの要望が強いとして農林水産省は無利子資金の融資などの対策を講じる。
 この台風による人的被害は死者4人、負傷者119人にのぼっている(9日現在消防庁まとめ)。

(2009.10.13)