10月2日の気象庁の1カ月予報によると、「気温が平年よりも高く、降水量は平年並又は多い」と見ており、今後も野菜類を中心として害虫の発生が多いと予想されることから、いっそう病害虫の発生動向への注意を。
害虫では、大豆をはじめ、多くの作物を加害するハスモンヨトウの発生が南関東、近畿、中国、北九州で、タバコガ類の発生が南関東で多いとした。病害は加湿条件にないことから、目立った発生はないものと思われる。
発生の「多い」予想は、大豆の「べと病」(北海道および南関東の一部地域)、「吸汁性カメムシ類」(東海の一部地域)、かんきつにおける「ハダニ類」(九州の一部地域)など。
(写真)右:大豆ハスモンヨトウによるさやの被害
左:南関東での発生が多いとしたタバコガ類