それによると、21年9月末における主要共済合計の共済金支払いは、件数が303万件(前年同期比93.3%)、金額が2兆375億円(同94.2%)と、いずれも前年同期より減少した。
その要因は、事故共済金で件数が92万4000件(同96.6%)金額が4253億円(同98.7%)といずれも減少していること。さらに満期共済金も件数が149万7000件、金額が1兆3100億円(同91.3%)といずれも昨年同期を下回っていることにあるといえる。
また、主な自然災害による建物更生共済の共済金支払状況は次の通りとなっている(9月末現在)
21年7月21日に発生した「中国・九州北部豪雨」は、件数が2892件、金額が34億906万円。もっとも支払件数が多かったのは山口県(1427件、17億4844万円)と福岡県(1214件、14億3532万円)となっている。
21年8月8日に発生した「台風9号による集中豪雨」は、件数が1853億円、金額が36億3417万円。もっとも件数が多かったのは兵庫県で、1289件、28億5411万円となっている。
21年8月11日に起きた「静岡県駿河湾沖地震」は、件数が7242件、支払金額が38億9027万円でそのほとんどが静岡県となっている。
なお年金共済は件数が53万4000件(同103.0%)、金額が2978億円(同101.1%)となり、件数・金額とも前年同期を上回っている。