同生協は1996年から平田牧場、JA庄内みどり遊佐支店と共に「自給率を高めることにロマンをかけよう」と飼料用米への取り組みを始めた。
今回給餌率の増加が実現したのは昨年度から同生協が提携する生産者の飼料用米作付が増えたことがあげられる。JA加美よつば(宮城県)、栃木県開拓農協をはじめ今年度から新いわて農協も加わり、平田牧場で生産している全ての豚に配合飼料全体のうち10%の米を与えられるようになった。
米の給餌率を上げることで自給率の向上だけでなく、豚肉の口溶けがよくなり、うま味が増すことも明らかになっている。
生活クラブ連合会の守屋馨畜産課長は「国が飼料用米の取り組みを評価し、08年度から新たな助成の枠組みをつくりました。今後もコメと豚、双方の生産者と実践や意見交換しながら国に政策提言していきたい」と抱負を話す。