赤松大臣は来年10月に日本で開催されるAPEC農業大臣会合への協力を要請するとともに、「双方の農業の共存、繁栄を期待したい」と述べた。
クリーン大臣は農業大臣会合の成功に向けて協力すると述べた後、会談では日豪EPAが主要テーマになった。
クリーン大臣は日豪EPAの締結に向けて「協力をしてほしい」と要請した。これに対して赤松大臣は「日本にとって米、小麦、牛肉、乳製品、砂糖の重要5品目は非常にセンシティブな品目であり、
わが国の背景について理解してほしい」と答え、「事務レベルで精力的、友好的に議論をさせたい」と話した。そのほか赤松農相は日豪EPA交渉では農産物を対象から除外するとの国会決議もあることにも触れて理解を求めたという。
佐々木大臣政務官は赤松農相の会談内容について、日豪EPA交渉に対するスタンスは新政権も農産物を例外扱いとするとの姿勢を示したものと会見で語った。
(写真・農林水産省提供)