作付け面積(子実用)は162万1000haで前年産並み。主食用作付け面積は159万2000haの見込み。
全国の10aあたり予想収穫量は522kgで作況指数は9月15日現在と変わらず「98」となった。
ただ、北海道では7月中・下旬の低温の影響による不稔もみの発生に加えて、その後も低温傾向が続き登熟不良となったことから、前回よりも2ポイント下がり89となった。北海道で作況が「不良」(94以下)となったのは平成15年の「73」以来。
そのほか、山梨、長野、岐阜で1ポイント低下した。これは全もみ数が少なかったことに加え、夜間温度が低く推移したためだという。
一方、中・四国と九州では9月以降、おおむね天候に恵まれ、登熟が平年を上回ると見込まれることから、香川、愛媛、熊本、長崎など前回よりも作況指数が上昇した地域がある。
予想収穫量(子実用)846万6000tで主食用予想収穫量は831万1000tが見込まれる。6月末現在の主食用需要見込みは821万トンとされていることから、約10万tの過剰となる。
また、21年産の生産目標数量(815万トン)から換算した主食用作付け面積より5万ha程度の過剰作付けとなっている。