エコ・クッキングメニューの一般提供に先立ち、10月30日「レストランゆりのき」において、同推進委員会の主催で「エコ・クッキング講演会・試食会」が開催された。
エコ・クッキングとは、「食」を通じて「身近な題材で、環境問題を体験的に楽しく考える」というコンセプトのもと、買い物から料理、かたづけ、に至るまでの一連の流れを通して、環境に配慮する食生活のことを指す(エコ・クッキングは東京ガス(株)の登録商標)。
今回、試食に供されたのは「エコドライカレー&季節のハーブサラダとみかんラッシー」だが、同推進委と東京文化短期大学とで共同研究を行った結果、このセットメニューで一食当たり40gのCO2を削減でき、通常の調理法と比べ51%ものCO2削減効果があるという実験結果が得られたという。
エコ・クッキングチェック項目では、環境に優しいエネルギーを使うこと、簡易包装で必要な分だけ旬の物を買うこと、地産地消、国産消費を心掛けること、食材を無駄にしないこと、水の効率利用や汚水削減などのほかに、使う米は無洗米にすることなどが挙げられている。
「講演会・試食会」には、一般公募の参加者40名をはじめ、同推進委関係者、報道関係者等90名余が参加した。国民公園協会の江原満常務は「環境に配慮したレストランを目指していたが、このたび、エコ・クッキングのコンセプトに基づいた食事を提供することになった」と挨拶した。
商業施設でのエコ・クッキングメニュー提供は、今回が初めての取り組みとなる。
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上:エコクッキングを説明する三神彩子氏
下:試食する参加者