◆顧客満足度が重要
共済事務インストラクターの交流集会の開催は今回が初めて。
「『お客様に満足される共済事務処理を目指して』〜支所担当者の積極的な姿勢を引き出すために〜」がテーマの交流集会には全国から約100人の共済事務インストラクター職員が参加した。
開会のあいさつで中村純誠常務は「共済事業は近年非常に厳しい状況で、顧客の満足度や評価によって決まるといってよい。顧客にどう満足を与え、維持していくかが業界最大のテーマ」と顧客満足の重要性を強調し、「インストラクターの役割はこれからのJA共済の成功につながると考えている。その役割を演じ、活動が拡がっていくことを願いたい」と期待した。
その後代表6人の共済事務インストラクターをパネリストにパネルディスカッションを行った。司会進行は三菱総合研究所の長谷川伸也氏と宮崎要氏。
パネルディスカッションでは▽活動での取り組みのポイント▽担当者のスキルアップや意欲向上への取り組み▽苦労とやりがいについて情報交換した。
各支所でインストラクターの人数やレベルにばらつきがあることや、日常業務に追われ支所巡回の時間がとれないことが共通の悩みとしてあった。やりがいについては担当者に感謝されたとき、担当者の成長が実感できたとき、事務処理の改善に貢献できたとき、という意見だった。
◆認知度を上げる
今後の抱負について次のような課題があがった。
▽支店間レベルを上げ事務作業を簡単にしたい(JA岩手ふるさと・及川浩光さん)▽お客様から「すばらしい担当者」と言われるようにみんなで取り組んでいきたい(JAこま野・横打まゆみさん)▽窓口のフォローを支店全体で考え、年間を通した計画を立てた研修会を行っていきたい(JA多気郡・村田喜彦さん)▽インストラクターの認知度を上げ、偏った支店の指導状況を変えたい。LAと連携して学んでいきたい。(JA京都にのくに・嵯峨根哲也さん)▽迅速な対応をし、「この人のようになりたい」と思われる存在を目指したい(JA土佐香美・川村君枝さん)▽「親身なアドバイスができる窓口を目指したい。強い気持ちでいろいろなことにチャレンジしたい」(JAさつま日置・松下聡さん)。
その後の分科会ではそれぞれ活動内容を交換しあった。