農政・農協ニュース

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イチゴのうどんこ病などに注意 病害虫発生予報第9号

 農水省は平成21年度病害虫発生予報第9号を11月12日発表した。

 防除の主な留意点としては果樹や茶は次年度の発生防止のため発生源(越冬場所)を取り除く、または休眠中に薬剤を散布するなどが重要野菜はイチゴのうどんこ病発生が関東、東海、中国、四国と九州の一部で、またハダニ類発生が関東、東海、中国と北九州の一部で多くなっていることを挙げた。
 薬剤防除では病害虫が薬剤抵抗性を獲得しないように同一系統薬剤の連続使用を避けること収穫時期を迎えている作物では薬剤散布の時期に留意し、対象外の作物に飛散しないよう対策を講じること、とした。
 イチゴのうどんこ病は窒素肥料の過多や、葉が混み合うと多発しやすくなり、またハダニ類は発生密度が上がってからでは防除が困難なため、早期発見に努めて初期での薬剤防除が必要とされる。
 すでに愛知県では10月16日にイチゴのうどんこ病、キャベツとキクのオオタバコガについて注意報を出し、鹿児島、宮崎、大分3県は10月下旬にイチゴのうどんこ病で注意報を出している。

(2009.11.13)