地方組織代表や農民団体、農業団体などの関係者200名ほどが参加した。冒頭、あいさつに立った谷本たかし会長は「全日農結成50年の前半は米価闘争、葉タバコ闘争、酪農闘争と厳しい運動を展開し、組織の拡大強化を図ってきた。餌米など水田の多角的活用などにも取り組み、労農提携、消費者団体、農業各種団体との連携のもとに苦しい戦いを展開してきた。政権が変わり直接支払い制度による農業再建の道が見えてきた。われわれは、日本農業の崩壊の危機に歯止めをかけ、農業再生への道を切り拓く土壇場に立っている。力を振り絞るときがきた」とあいさつした。
来賓として出席した福島みずほ内閣府特命担当大臣(社民党党首)から、祝意と激励のあいさつがあった。また、農業団体を代表して、全中の五十嵐信夫常務理事が茂木会長のお祝いのメッセージを述べた。あいさつに立った主な来賓は、筒井信隆衆議院議員(民主党)、山田俊男参議院議員(自民党)、梶井功日中農林水産交流協会会長らの各氏である。大会は、2010年度運動方針を決議し、地城に根ざした新たな運動を展開することになった。