農政・農協ニュース

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廃食油原料のバイオディーゼル燃料スタンド開設  コープかながわ

 生協のコープかながわ(木下長義理事長)は、店舗事業の廃食油を原料とするバイオディーゼル燃料(BDF)の給油を目的としたBDFスタンドを12月16日に開設した。

廃食油原料のバイオディーゼル燃料スタンド開設 コープかながわでは、コープ店舗の惣菜(49店舗)で発生する廃食油約12万リットルを飼料や工業用原料などに活用してきたが、08年11月から6店舗の廃食油約2.5万リットルを、関東バイオエナジー(株)で燃料用に生成し、宅配用BDFトラックに活用する試みを実施してきた。
活用する宅配用BDFトラック このBDFを給油する施設として、横浜市鶴見区にある同生協横浜東部センターにBDFスタンドを開設し、16日に信時正人横浜市地球温暖化対策事業本部長らも出席して、開設式を行った。
 このスタンドは、同センターで現在使用している6台のBDFトラックへの給油と将来的なBDFトラックの積極導入をバックアップすることが目的だと同生協では位置づけている。
 なお、神奈川県内では一部の自治体でごみ回収車への給油目的として数例あるだけで、民間では珍しい取り組みだという。

(2009.12.17)