同庫は協同組合のための金融円滑化と農林水産業の振興・地域社会の活性化をめざし、農林漁業者や中小企業者に資金を円滑に供給するための基本的方針を発表した。
その内容は、▽借入れの申込みに対して柔軟に対応する▽資金弁済の負担軽減申込みにについて、債務の条件変更、旧債の借換えなど負担の軽減に努める▽経営相談に積極的かつきめ細かく取り組む▽農林水産業と商工業の連携などに積極的に取り組む、など。
また具体策として、▽金融円滑化管理委員会の設置▽同推進室の設置▽苦情・相談窓口の設置▽同担当者の設置、などを行い本支店が連携して金融円滑化に取り組むとしている。
同庫はすでに昨年12月4日、本店の投融資企画部内に貸出条件変更などの相談に円滑に対応するための体制整備、金融円滑化の企画立案と推進などを業務内容とする「金融円滑化推進室」を設置した。また同日から、厳しい経済情勢などに対応して農林水産業者と中小企業者の各種相談に応えるため、全国の20店舗に相談窓口を設置した。